満州編3 5勢力からの依頼

レオンがノラミに「満州に行くから、準備しておいてくれ」
ノラミ「いつから?」
レオン「来週、火曜日に出る」
ノラミ「分かった!」

レオン「ガン・ブルーは米軍から奉天を壊滅させろという依頼を受けている」
ノラミ「ふーん、壊滅させるんだ」
レオン「俺たちはそれを阻止しに行く」
ノラミ「楽しそうだね」

レオンは上海の日本海軍陸戦隊に「秘密情報がある」と申し入れをする。
これにより日本軍に呼ばれ、レオンとMGが海軍陸戦隊基地に向かう。
基地では、軍服姿のレオンとMGが歩いている。
それを見た日本兵「誰だ。あの金髪の美女は。日本軍の軍服を着ているぞ」
「霧島少尉は海軍の諜報員だから、何でもありなんだろう」
「彼女も諜報員か?日本の軍服を着て、あんなに美しいなんて」
「オレ、上海に赴任してきて良かった」

レオン「実はある国が、奉天の関東軍を壊滅させることを計画しているとの情報を掴んだ。」
丹頂「ははは、まさか、そんな…。(ひきつりながら)本当か!?」
レオン「もし、阻止してほしければ、関東軍に連絡してくれ。関東軍からの依頼も受ける」
丹頂「そして、その国とは?」
レオン「アメリカ、ソビエト、中国国民党、中国共産党、イギリス。4カ国5組織だ」
MG「前より増えてるわね」
レオン「昨日、イギリスから追加で依頼が来た」

満州の関東軍。
関東軍上官鹿島と鷹木が所属の女スパイ白狼タチアナに言う。
鹿島「日本海軍の霧島少尉を始末できるか?」
タチアナ「なぜ霧島少尉を?」
鷹木「霧島少尉は実はレオンとかいう国際的な二重スパイなのだ」
タチアナ「霧島少尉の今までの活躍を考えれば、それは裏切りではないと思われますが」
鹿島「いや、海軍所属のスパイが気に入らんのだ。奴を始末さえしてくれればいい」
タチアナ(馬鹿なことを…)

タチアナ(レオンを死なせたら、情勢は逆に悪化するだろうに…)
タチアナ「(唇を噛みながら)分かりました。動きます」
タチアナは軍を去る決心を固める。

タチアナ「奴こそが国際的な緊張のバランスをとっている錘なのに、奴を殺せとは。
笑わせる。さて、奴を殺す代わりにどんな茶番を演じてやろうか」

奉天に到着したレオン。
宿舎にタチアナからの呼び出しが来ている。
ノラミ「誰から?」
レオン「タチアナだ。タチアナには、俺一人で会いに行く」

待ち合わせの場所。奉天の関東軍補給廠。
基地内で車を降り、補給廠の真ん中に立つタチアナに向かい歩いていく。
数メートル手前でレオンが立ち止まる。その前に立ちふさがるタチアナ。

レオン「タチアナか。お前が呼んだのか?」
タチアナ「呼んだのは関東軍だ。私は邪魔をしに来た」
レオン「邪魔だと?」
タチアナ「おっと、レオン、動くなよ」
レオン「なぜ?」
タチアナ「お前が動くと、私がここに立っている意味がない」
遠くからレオンを狙う狙撃手
「白狼が邪魔でレオンが撃てないではないか」

タチアナ「せっかくここまで来てもらったが、このまま真っ直ぐ下がれ。走るんだ」
レオン「俺を逃がしたら、タチアナが撃たれるだろう」
タチアナ「いいから走れ」
レオン「それより、良い考えがある」
レオンは素早くタチアナを、羽交い締めにして、タチアナの頭に銃を当てながら、
「動くな、動いたらこいつの命は無い!」と叫んだ。

陰から見守っていた関東軍兵士と狙撃手に緊張が走る。
タチアナ「こんなことをしても無駄だ。奴らは私を撃つ」
レオン「10秒。いや、5秒稼げれば十分だ」
3秒後、数発の砲撃があり、爆発する関東軍車両。
関東軍兵士「敵の大群が攻めてきたのか?」

丘の上からノラミ、双眼鏡を構えながら
「当たったね~」
砲手「この高射砲、陸上でも使えますね」

補給廠。
レオン「逃げるぞ」
タチアナ「やられたよ。私が撃たれてお前を逃がすはずが…、私の初めての任務失敗だ」
レオン「お前は、これでもう関東軍にも居られなくなったな」
と、2人で駆け出す。

【s00044-2】