レオンがノラミに「満州に行くから、準備しておいてくれ」
ノラミ「いつから?」
レオン「来週、火曜日に出る」
ノラミ「分かった!」
レオン「ガン・ブルーは米軍から奉天を壊滅させろという依頼を受けている」
ノラミ「ふーん、壊滅させるんだ」
レオン「俺たちはそれを阻止しに行く」
ノラミ「楽しそうだね」
レオンは上海の日本海軍陸戦隊に「秘密情報がある」と申し入れをする。
これにより日本軍に呼ばれ、レオンとMGが海軍陸戦隊基地に向かう。
基地では、軍服姿のレオンとMGが歩いている。
それを見た日本兵「誰だ。あの金髪の美女は。日本軍の軍服を着ているぞ」
「霧島少尉は海軍の諜報員だから、何でもありなんだろう」
「彼女も諜報員か?日本の軍服を着て、あんなに美しいなんて」
「オレ、上海に赴任してきて良かった」
レオン「実はある国が、奉天の関東軍を壊滅させることを計画しているとの情報を掴んだ。」
丹頂「ははは、まさか、そんな…。(ひきつりながら)本当か!?」
レオン「もし、阻止してほしければ、関東軍に連絡してくれ。関東軍からの依頼も受ける」
丹頂「そして、その国とは?」
レオン「アメリカ、ソビエト、中国国民党、中国共産党、イギリス。4カ国5組織だ」
MG「前より増えてるわね」
レオン「昨日、イギリスから追加で依頼が来た」
満州の関東軍。
関東軍上官鹿島と鷹木が所属の女スパイ白狼タチアナに言う。
鹿島「日本海軍の霧島少尉を始末できるか?」
タチアナ「なぜ霧島少尉を?」
鷹木「霧島少尉は実はレオンとかいう国際的な二重スパイなのだ」
タチアナ「霧島少尉の今までの活躍を考えれば、それは裏切りではないと思われますが」
鹿島「いや、海軍所属のスパイが気に入らんのだ。奴を始末さえしてくれればいい」
タチアナ(馬鹿なことを…)
タチアナ(レオンを死なせたら、情勢は逆に悪化するだろうに…)
タチアナ「(唇を噛みながら)分かりました。動きます」
タチアナは軍を去る決心を固める。
タチアナ「奴こそが国際的な緊張のバランスをとっている錘なのに、奴を殺せとは。
笑わせる。さて、奴を殺す代わりにどんな茶番を演じてやろうか」
奉天に到着したレオン。
宿舎にタチアナからの呼び出しが来ている。
ノラミ「誰から?」
レオン「タチアナだ。タチアナには、俺一人で会いに行く」
待ち合わせの場所。奉天の関東軍補給廠。
基地内で車を降り、補給廠の真ん中に立つタチアナに向かい歩いていく。
数メートル手前でレオンが立ち止まる。その前に立ちふさがるタチアナ。
レオン「タチアナか。お前が呼んだのか?」
タチアナ「呼んだのは関東軍だ。私は邪魔をしに来た」
レオン「邪魔だと?」
タチアナ「おっと、レオン、動くなよ」
レオン「なぜ?」
タチアナ「お前が動くと、私がここに立っている意味がない」
遠くからレオンを狙う狙撃手
「白狼が邪魔でレオンが撃てないではないか」
タチアナ「せっかくここまで来てもらったが、このまま真っ直ぐ下がれ。走るんだ」
レオン「俺を逃がしたら、タチアナが撃たれるだろう」
タチアナ「いいから走れ」
レオン「それより、良い考えがある」
レオンは素早くタチアナを、羽交い締めにして、タチアナの頭に銃を当てながら、
「動くな、動いたらこいつの命は無い!」と叫んだ。
陰から見守っていた関東軍兵士と狙撃手に緊張が走る。
タチアナ「こんなことをしても無駄だ。奴らは私を撃つ」
レオン「10秒。いや、5秒稼げれば十分だ」
3秒後、数発の砲撃があり、爆発する関東軍車両。
関東軍兵士「敵の大群が攻めてきたのか?」
丘の上からノラミ、双眼鏡を構えながら
「当たったね~」
砲手「この高射砲、陸上でも使えますね」
補給廠。
レオン「逃げるぞ」
タチアナ「やられたよ。私が撃たれてお前を逃がすはずが…、私の初めての任務失敗だ」
レオン「お前は、これでもう関東軍にも居られなくなったな」
と、2人で駆け出す。
【s00044-2】