満州編4 そして奉天は残った

他のメンバーも思い思いに奉天に到着。

タチアナ「実は、奉天基地は本物ではない。建物だけのダミーだ。
実際の基地は奉天の北方30キロにある。我々は北奉と呼んでいるがな」
北奉は軍施設の城下町であり、軍関係者しかいない。

アメリカは関東軍司令部、国民党軍は奉天造兵所、中国共産党軍は日本領事館、ソビエトは奉天飛行場を破壊せよという命令であった。
イギリスはいずれかの軍事拠点に打撃を与えるようにとの依頼だ。

レオンは関東軍に乗り込み鹿島と鷹木を前に、
「俺は、アメリカ、国民党、共産党、ソビエト、イギリスから奉天を壊滅させる依頼を受けている」
鷹木が銃に手をかけようとするが、
レオン「オレを殺しても無駄だ。すでに仲間を手配済だ。攻撃は止められない。
しかし、ここで提案だが、奉天の軍事施設を破壊するか、北奉の本物の施設を破壊するか、どちらが良い?
お前たちに決めさせてやる」

鹿島「北奉の軍事施設を破壊してくれ」
レオン「馬鹿かお前ら」
鷹木「ダミーとはいえ、対外的には奉天の施設が本物だ。
関東軍の施設が破壊されたとあっては、我々の面目が立たない。
だから、北奉にある本物の施設を破壊してくれ。
作戦決行日までには重要な機密と兵器は持ち出しておく」
レオン「お前たちは本当に正真正銘のバカだな」

作戦決行日、花火を打ち上げるような気持ちで、
ノラミが次々と日本軍の本物の施設を破壊。
関東軍司令部以外にも、奉天造兵所、日本領事館、奉天飛行場の本機能の方が破壊されたのを知って喜ぶアメリカの諜報員。
ブル「すごい、依頼以上の成果だ。こんなにしてもらって良いのか?」
レオン「サービスだ」
⇒中国国民党軍、中国共産党軍、ソビエト、イギリスにも同じ内容のことを言っている。
国民党軍にVV「サービスよ」
共産党軍にMG「サービスよ」
ソビエト軍にガン・ブルー「サービスだ」
イギリス軍にマナ「サービスです」

日本軍は、北奉の軍事施設から運び出した装備をトラックに積載して、
鹿島「霧島少尉、関東軍の面目を守ってくれてありがとう」
鷹木「我々は新たな基地建設のために更に北に向かう」
レオン「お前らも大変だな。もし…、軍の仕事がいやになったら、幸福商会というところに来い。使ってやる」
ちょっと考える鹿島と鷹木。⇒すごく悩む鹿島と鷹木。⇒いや、ものすっごく悩む鹿島と鷹木。
レオン「いいから行けよ」
鹿島・鷹木「では、出発する」とレオンに敬礼して車に乗り込み、去っていく。
VV「行っちゃったね。幸福商会に来ればいいのにね」
レオン「奴らにも体面があって、うちに来るとは言えないんだろう。
(ちょっと黙って)いや、奴らには体面しかないんだろうな」

ティアナは奉天で満州幸福商会を立ち上げ、
幸福3号店と幸福食堂満州を作った。
暫くして、レオンとVVが満州幸福商会の各店を見て回っていると、
幸福食堂満州で普通に定食を食べている。
レオン・VVと鹿島・鷹木の目が合う。
鹿島・鷹木「や、やあ、お二人さん。うまいな、ここの飯は」
レオンとVVは互いの顔を見て笑う。

満州編3 5勢力からの依頼

【s00044-2】