【kisono1930(上海1930)に登場する組織・団体】
1930年上海にあったとされる謎の区
紅江区(こうこうく)はkisono1930(上海1930)に登場する架空都市である。

紅江区(こうこうく)は、1930年の上海市に存在したと語られる幻の行政区である。
当時の地図や公文書には一切記録が残っていないが、 古い新聞の片隅や人々の証言には、しばしば“紅江”の名が現れる。
その曖昧さゆえに、紅江区は 「上海の影に隠れたもうひとつの街」 として語り継がれている。
■ 多言語表記
日本語: 紅江区(こうこうく)
繁体字中国語: 紅江區
英語: Hongjiang District
IPA(標準中国語): /ˈxʊŋ.tɕjaŋ tɕy/
ピンイン: Hóngjiāng Qū
多国籍文化が沈殿した“境界の街”
紅江区は、英米仏の租界に囲まれた“狭間”に位置していた。 正式な管轄が曖昧だったため、 中国人、欧米人、ロシア亡命者、日本人、インド系商人などが自然と流れ込み、 上海の中でも特に多国籍で雑多な空気を帯びていた。
街並みは、
・レンガ造りの洋館
・石庫門の住宅街
・露店が並ぶ市場
・夜になると灯りがともるサルーン
が入り混じり、どこか“現実から半歩ずれた”雰囲気を漂わせていた。
公式地図に残っていない理由
紅江区が記録に残っていない理由には諸説ある。
・租界の境界が複雑で、行政区分が曖昧だった
・ギャング組織や密輸ルートが集中し、意図的に隠された
・宣教師団体が独自に管理していた“非公式区域”だった
・そもそも都市伝説で、実在しなかった
いずれも決定的な証拠はなく、 今も“上海最大の謎”の一つである。
物語の舞台としての紅江区
この区には、 華やかさと貧しさ、信仰と犯罪、希望と絶望が同時に息づいていた。
また、同区にあったとされる紅江聖マリア教会、紅江マリア女学院、華影楼、幸福商会―― これらは、いずれも公式文書に記載はないが、 紅江区の物語を語る者たちの証言にしばしば登場する。