モンロー手回し式計算機(Monroe Manual Calculator)

■ 概要
1910年代〜1930年代にかけてアメリカの Monroe Calculating Machine Company が製造した、手回し式の機械式計算機。
内部に多数の歯車とキャリッジ機構を備え、
加算・減算・乗算・除算 をすべて手動で行うことができる。
縦に並ぶ数字キーを押し込み、側面のハンドルを回すことで計算が進む仕組みで、当時の銀行・商社・研究所などで広く使われた「高級事務機器」である。
重量は約6〜8kg。
黒い鋳鉄の筐体に、赤と黒のキーが並ぶ独特の外観を持つ。
モーター(電気)を動力源にして歯車を回転させ、演算を行う「電動式計算機(または電動計算機)」も、主に1900年代の初頭(1900年〜1910年代頃)に誕生し、1920年代から1950年代にかけて全盛期を迎えた。
これに対し本項の機械式計算機は「手回し式計算機」は小型で電源を必要とせず、構造が単純であるため、電気式よりも故障や誤作動が少ない。
■上海1930(kisono1930)物語における意味
ブラックウェル家の書斎に代々置かれてきた伝統的な機械である
本編「ガンブルー登場」で16歳のアッシュ四世が、夜の書斎でモンロー計算機を使い、商会の収支を整理するシーンが描かれる。